A note on Electromagnetic theory 7: rot B

マクスウェル方程式の第四の(そして最後の)主張は,


である.(ただし光速c=1としている.)ここにjは電流密度である.

この主張は,磁束密度がどんなときに現れるかを示している.ひとつは電流が流れたとき,そのまわりに磁束が生じる.今ひとつは,電場が時間変化したときに,そのまわりに磁束が生じる.(磁束が生まれるということは ∂B/∂t が0以外の値をとるから結果として電場が生じる.とういことは今度は ∂E/∂t が0以外の値を取るから磁束が生まれる...これが電磁波である.)

ストークスの定理を使うと,電場Eが時間変化しないときには


である.右辺の積分は電流iそのものであるから,上式は電流の周囲に出来る磁束密度に関する法則を与えている.(この法則はアンペールの法則とも言う.)
Comments